発行：スーパーアラオスポーツ新聞社　　 通算0007号 　　　　荒尾県荒尾市荒尾町荒尾中央1-1-1

火突飛記念 球磨川カップ（Jpn Ｉ） 　 　　ついにこのときが来てしまった。荒尾アラブ最後のレース。 せめて、ブルーのゼッケンが映える快晴のもとでレースをして欲しかった。 しかし無常にも雨。アラブの最後を嘆く涙雨なのか。 　　　 　そんな中、突如、招待馬のシルキーオーが叫びだした。 「ええかげんにせえ！雨ん中やっとれんと」 ご機嫌ナナメな彼はそういい残すと、「雨の中の花見も良かと」と言い、母シルキーローザを誘ってお花見に旅立ってしまった。 これにはさすがに主催者も面食らったが、説教しようにもすでにその場に居ないのでは、どうしようもない。このため出走取消措置が取られた。 　　　 　 こうなってしまうと、もはやモナクカバキチの独壇場でしか無かった。「作者の気分次第」という最大の敵が居なくなったワケであるから、負ける理由は無い。単勝1.0倍がそれを物語る。「荒尾プラス10」も効果を発揮しないほどの単勝元返し、集中人気だ。 　 そして荒尾アラブ最後のレースとなるファンファーレが鳴り響いた。 その後はもはや、多くは語る必要は無かろう。大方の予想通り、モナクカバキチの圧勝で、荒尾アラブは幕を閉じることになった。 　　　 　 今後はサラブレッドとの戦いが待っている。エスケープハッチのもつ最多勝50までは、あと「３」に迫ったが、それを超えるために、これからは種別を超えた試練の道が待っている。

「雨の中走れるか！花見だ、酒だ！」といって去っていたシルキーオー  ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

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