ご注意

この先の記事はフィクションであり、

実際の人物、馬、団体等とは
関係ありません。
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 発行:スーパーアラオスポーツ新聞社   通算0001号
    荒尾県荒尾市荒尾町荒尾中央1-1-1




 
 
シルキーオー、気合十分!!!
 
加藤始記念シルキーオーメモリアry(GI)
 記念すべき1回目となる加藤始記念シルキーオーメモリアry(G1)!!
本紙ではレース名にもなっているシルキーオーに密着取材を取材を慣行してきた。

    

 44戦21勝、2着12回、22連続連対記録保持の破壊力ある重戦士が
府中の芝に降り立つ。記者はまずシルキーオーの普段の様子を見ようと
荒尾・加藤厩舎を訪ねてみた。「え?これがシルキーオー?」記者が初めて同馬を見た感想である。

   

 約600kgはあろうかという馬体は確かに雄々しく、雄大そのものなのだが、厩舎では借りてきた猫のようにおとなしいのだ。それどころか遊んで欲しそうに記者に擦り寄ってくる。アングロアラブと言う種類は確かにサラブレッドよりおとなしいとは聞いている。しかしこのおとなしさのどこからあのような破壊力が生まれるのか。

   

 加藤調教師いわく「あー、こいつは厩舎にいる時はおとなしいんだよ。
身体はデカいけど愛嬌あるでしょ?顔もかわいいし。頭が良いから子供が
触っても大丈夫。噛んでも服しか噛まない。手加減を知ってるんだよね。
本当に手がかからないよ。これがパドックに出て周回しててもずっとこの調子なんだよ。本当に大丈夫なのかいな?と私も首を傾げるよ。
でもな、こいつ騎手が背中に乗ると途端に気合が入るんだよ。そこで自分
が戦いに行くことを判断するんだろうね。」

   

 その言葉を胸に翌日、能力検査が行なわれるパドックを見に行った。
周回はのんびりそのもの。2人で引いているがそんな必要もないと思えるくらいだ。ところがどうだろう。吉田二(汗)騎手がその背中に乗った途端、
首をブンブン振りまわして、いななきまで発したのだ。2人の厩務員さんはさも予定通りと言う風に落ちついてはいたが、ガラリと馬が変わった。

 そして能力検査は余裕の1着。他馬をまるで寄せつけず圧倒の逃げ切
り。調教師「ね?そうだったでしょ?本当に頭が良いんだね、コイツ。勝つ
にも余裕を持って勝つもの……。」
確かに2着と差は離れたが、記者の目にもゆったり走っているように見えた。(→)

  

 オレが一番強いんだ!気合入りを見せるシルキーオー号(撮影:加藤始)

 地方在籍馬にしては8歳を向かえて44戦しかしてないので馬体が若い。
今度のレースは2強が相手、しかもなんとシルキーオーの両親である、
国営芝重賞馬シルキーローザ、最強世代の南関東7勝馬キタジマオーが
相手だ。しかしその血を引いた馬がダートで7割5分もの連対率を上げた。
芝に替わって、しかも得意と思われる1600m、充実の8歳、出走メンバー
の中では負ける要素が見当たらない。

 
記者は断然シルキーオーに◎だ!!
 
東 京
11R
発走15:40
加藤始記念シルキーオーメモリアry(GI 芝1600m)
番号 本紙 馬  名 性齢 騎手 ここに注目!
ブルーアラオ
←←←
牝2 吉田隆
52
阪神マイル戦で国営馬相手に果敢に逃げて6着に粘った経験がある。
今度はおもに地方馬が相手、スピード違いの逃げが炸裂する。
ダックホーク
←←
牡2 尾林彦
52
国営認定競走では800m良馬場を49秒0という好時計。
ニホンピロウイナー産駒だから芝変わりはむしろ歓迎か。
 … ブラックトパーズ
←←←←
牝3 杉  村
53
最近は2ケタ着順が続いているが、今回鞍上は2歳時の主戦騎手に戻る。
距離には若干の不安は残るが、鞍上が華麗に2歳時の再現へと導くか。
デコトラ
←←←←
牡2 中  留
52
荒尾ダート950mのレコードホルダー、スピード勝負は歓迎するところ。
今回は休養明けとなるが、乗り込みも万全で臨戦態勢は整っている。
 … スズノアオゾラ
←←←
牡2 牧野孝
52
鞍上は2300勝以上挙げている大ベテラン。
馬のキャリアは1戦のみだが、鞍上が巧に馬を導く!
 … カツイチカツヒメ
←←←
牝2 吉  井
52
父ビークァイエットはサンデーサイレンスの産駒というから良血の部類だ。
現役時900万条件どまりの父にG1勝ちをプレゼントできるか。
ヒロノジョー
←←
牝2 吉  留
52
認定勝ち時計はダックホークと同じだが、2着との差がそれよりも大きい。
現在売り出し中の名手・吉留の手綱裁きにも注目したい。
ハクコウベスト
←←←←
牡4 鋤  田
55
前哨戦となった福山でのシルキーオーメモリアルを逃げ切り勝ち。
スタート良く自分の競馬が出来れば、鞍上も2000勝騎手で怖い存在だ。
 ▲ キタジマオー
←←←←
牡19 ( ´_ゝ`)
55
高齢かつ芝での出走という点が不安視されるが、この馬には関係ない。
アラブゆえの頑丈さ、そしてスタミナですべてを押し切る姿がそこにある。
10  ○ シルキーローザ
←←←
牝14 岡部幸
53
今回のメンバーでは最もコース適正があるという点は魅力。
何処の世界でも女は強い。女傑の華麗なる走りに注目したい。
11  ◎ シルキーオー
←←←←
牡8 吉田二(汗)
55
メンバー中最高クラスの馬体重を誇る重戦士。
どんな状況になろうとも、その迫力ある馬体から溢れる底力で乗り切る。
12  △ キングダイオー
←←←
牡8 牧野2号
55
九州王者から日本の王者を目指し、はるばる国営府中に参戦。
邪馬台国は九州にあったという説があるように、新しい時代は九州からやってくる。
13  … ハクコウローズ
←←←←
牝14 牧野3号
53
かつての九州女傑もいまや高齢だが、まだ若いものには負けられない。
高齢化社会で団塊世代が引退しても、彼女はバリバリ走る。それが使命なのだ。
     
≪スパアラTM情報≫   悪多川賞作家シルケンオー
剣大冒
シルキーローザはメンバー中唯一の国営芝重賞勝ち馬。長期休養明けだが体調は
万全。調教も今まで一番の出来。芝適正、距離適正ともに問題なく、逃げても先
行しても良い。折り合いさえつけば決め手は1枚上。

キタジマオーは南関東7勝の底力を持つ。彼の世代のアラブ馬は、国営競馬より
地方競馬の方が上であった事と考えられる事からも侮れない。調教はこんなもの
だろう。

シルキーオーは夏もカイバ食いが落ちず元気一杯。調教も今まで以上に良く走っ
た。芝ははじめてとはいえ、芝血統の超良血馬。今までのダートの走りをそのま
ま芝に持ちこめば、年齢的にも2強の逆転はたやすい。

キングダイオーは夏が弱く休養明けとなる。西日本王者であり年齢的にもまだ走
れるが、さすがにいきなりG1では着までか。

ブルーアラオはこのレース3頭しかいない芝経験者。レースに行って2歳とは思
えない折り合いを見せて将来性は抜群。調教は少し重そうだったが、この馬はそ
れでも走るのでさほど問題無い。輸送に強いのも好材料。

ハクコウベストは福山在籍中は、福山特有の弁当箱コースに苦しめられたが、ス
ンナリ逃げられればそれなりの競馬は出来る。調教云々よりもまずはレースに行っ
てきれいにスタートが切れるかだろう。充実の4歳という年齢にも期待。

ブラックトパーズは芝の経験はあるがこれといった良績はない。連対実績は1回
1300mで挙げた以外は全て1000m以下で、実績からもスプリンターと思われ、マイ
ルは過去の成績からも期待出来ない。

ハクコウローズは長期休養明け。調教はそれなりだったが、まだ全盛期の勢いは
無い。

デコトラは国営認定戦を勝って、夏は休養に充てた。荒尾950のレコードはある
ものの、休養明けではどうか。

スズノアオゾラは国営認定戦を1戦していきなりG1へ。調教云々より鞍上頼み。

ダックホークは荒尾で2勝してるものの、いずれも6頭立ての競馬。多頭数とな
る今回は様子見。これも鞍上頼み。

カツイチカツヒメヒロノジョーも国営認定戦を1戦してのいきなりG1。期待
は出来ない。

 

国営競馬といえば、ゼッケンである。
馬名が入っている故、馬主やファンにとっては、
まさに記念すべき宝物となる。
今回はそれを題材に話を書いていく。

> ある日、それはそれは悪い男が居ったそうじゃ。
> そんな男も、悪しき事項がお上に漏れ、
> ついには逮捕状が出される運びとなった。
> 悪しき男のアジトに踏み込んだ正義の使者。
> 当然、悪しき男が素直に応じるハズも無く、騒乱と化す。
> しかし無駄な血を流すわけには行かない。
> 早々と、いつも利用する解決の手段をとることにした。
> *「ここにおわすゼケーンを何時の物と心得る!?」
> *「天下の国営、野路菊Sのゼケーンであらせられるぞ!」
> *「頭が高〜ぃ!控えろぉぅ!」
> ババーン!!!
> 悪しき男「んなっ!?…ハハーッ」
> 女「ええ??ご老公様??」
> *「九州ジュニアGPのゼケーンが当たった汝よ」
> *「その程度のゼケーンで満足しておるのか?」
> 悪しき男「うっせーくそヂヂイ!逝ってよし!!」
> *「ワシに向かって何たる暴言」
> *「すけさん、かくさん、こらしめて あげなさい!」
> すけさんのこうげき!
> 悪しき男に 71のダメージ!
> 悪しき男のこうげき!
> つうこんの いちげき!
> かくさんは 214のダメージをうけた!!
> かくさんは ザラキを となえた!
> 悪しき男の いきのねを とめた!
> 悪しき男をやっつけた!
> 1のけいけんをかくとく!
> 2ゴールド手に入れた!
> 悪しき男は たからばこを もっていた!
> なんと、九州ジュニアGPのゼケーンをみつけた!!

まったくもって意味不明の設定となってしまったが、
長々と状況を書いていては、とても紙面が足りない。
つまりは1番ブルーアラオが本命、といいたいのだ。
手持ちのスピードは、きっとすべてを振り切ってくれるだろう。
単複1、そして 9、10、11への馬複流しも。




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